嘉平うどんは灘崎町の一軒家

嘉平うどん 06-Nov.30
嘉平うどん母屋

田舎の一軒家で食す「嘉平うどん」は灘崎町川張地区、宇野線片岡駅の少し西を踏切を越え山側に入ってゆくとすぐにある。わかりにくいには違いないがこれを探し当てるのがまた一つの楽しみだよね。最近姿をみせない親父さんが定年後の趣味の発展型で、徳島御所のたらいうどんの名店にて修行したのだそうだが、これが素人のものとは思えぬできなのだ。現在、若いあいそのいい店長?がついでいるがこれまたあなどれない。カレーうどん当初、「おやじとは味がおちた!」などと常連らしき客がふいていたが、僕にはそんな感触はない。

若い人になって変わったといえば、客席である座敷にJAZZが流れ、読み物などがなくなったことだ。写真ではわかりにくいが障子をあけると庭がひろがり大変風情を感じさせる店で、讃岐とは一味ちがううどん屋だと思う。ただ、こまることは月火が休みであわないのと、
店長に放浪癖があるのかよく不定期に休みになることだ。そこんとこはよろしくお願いしたい、そんなに近くはないので!

カレーうどんもいける!

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雨の常山城跡

児島の要衝「常山」 06-Nov.14
常山登山口

雨もすこしやんだので近回りの山を目指した。宇野線常山駅から500mほど西に常山頂上への車道入口がありそれをしばらくゆくと左に桜のある駐車場に到着、登山口はそこから50mほど進んだところにあった。

常山頂上広場

すこし上ると古い道らしく石組みが続く、これが濡れているのでそれを避けて歩くことになるのだが結構しんどい。40分ほどで頂上の広場に到着、すぐしたまで車で来られるのであちこちゴミでちらかっている。電波塔はしかたないとして草ボウボウがちょっと残念な感じ!

雨の落ちてこぬうちにいそいで下りようと早速下山開始、するすると駐車場まで下りてきた。汗をよくかいたので乾いた服に着替え、午後はTOHOシネマズ岡南へ映画鑑賞と向かった

常山頂上広場

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再びの下蒜山!

下蒜山でこの1年を総括! 06-Nov.21

下蒜山雲居平

1年前の夏、糖尿対策で始めた登山であった。中蒜山の項で書いたとおり、初登山の三平山の翌週がこの下蒜山であり、本格的な登山の始まりといっていい。思い起こせば、足がとまり、とまり、とまり、7合目以降は休憩のほうが明らかに長かった、結果登頂に要したTimeは2時間15分であったと記憶している。

さて今回は11時45分に登山口の犬挟峠を出発、下蒜山頂上5合目に12時18分、その間33分で一休憩をとる、かなりよいペース!7合目までは比較的緩やかな道だが今日は朝方激しい雨があったようで水がたまりぬかるんで歩きにくい。しかし空はよく晴れていて6合目あたりの雲居平から上方を望むと青空に映えた9合目ピークが非常に美しかった。

7合目から始まる急登も順調に進み、1時10分頂上に到着、所要時間は1時間25分であった。1年4ヶ月前と比してなんと50分の短縮!少しは体力もついたなと感慨深い。下蒜山雲居平下山中しかしその感激に水をさすように頂上広場には雲がかかり今にも泣き出しそうな様子である、そそくさと記念撮影、昼食とすませて下山することとなった。(9合目まで天気よかったのになァ?)

10分も下りるともう天気は戻っていた、頂上だけに雲がかかっていた訳だ。鎖にさばりながらの急傾斜下りを無事終えると、そこは写真のように雄大な蒜山高原を見下ろしながらの緩斜面の遊歩だ、このあたりがやはりこの山の大変気分のよい時間帯だと感じる。

1年前とはもう一つ大きな違いがある、今日は特に地面が水を含んでいることもあるが、それは下り道 である。つまり当初より遥かに慎重になったということだが、今回下りに要した時間1時間28分!なんと登りより時間がかかっている。そう『安全第一』なのだ。これこそがこの1年間で得た貴重な教訓である。(chan!chan!)

下蒜山雲居平を快調に下山中

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『四季彩菜 瑞穂』という名の板前割烹

豊葦原の「瑞穂」とは? 06-Nov.13
瑞穂入り口

この店は岡山市内、田町の北端、県庁通りに面して静かに構える「四季彩菜 瑞穂(みずほ)」という板前割烹である。豊葦原瑞穂国からこの名をとっているのだが、「この豊かな国に生まれた旨しもの」ということなのだろう。吉備邪馬台国説ではこの吉備の国(岡山)こそが豊葦原瑞穂国、豊葦原中国ということだから何と自然なネーミングという感じ。さしみ盛り合わせそのドアをあけると奥に長いうなぎの寝床で奥が座敷、手前が8席ほどのカウンターである。

さてカウンター右端の大将の真ん前に陣取るとさっそく「つきだし」で生ビールをいただく、間もなく注文した「刺し身盛りあわせ」が大振りの備前で登場した。いつも思うが美しいさしみだ、客の「こうあってほしい」という姿をこまやかな気遣いで実現している。素材の旨さが主であるにちがいないが、そこにほどこされた仕事や器などが完成度を高めていると感じる。まぁ、とにかく旨い!

酒瓶
冷酒グラス

この店の日本酒もいける、主人の関心は酒にもその多くがそそがれ、和食と酒、酒と和食のよりよい関係を模索しているのだろう。特に注文しなければ「おすすめの酒」を冷酒でchoiceしたグラスに注がれる、病気治療中の身ではあるがここでは解禁!主人との会話もはずむ。となりでは家内が適当に料理を注文している、「ぶり大根」「かきの揚げ出し」などなど順々に登場してくるがどれも味に芯が通っていてオールスターのピッチングスタッフのようである。もしかしたら、酒をやらない人には少し軽い椀ものかデザートのようなものが中継ぎや抑えとして登場するのもよいかもしれない。

主人はその風貌からぼくらと歳が近いと思っていたが意外に若い、話もユーモアのセンスがあり気をそらさないが言の葉の端に料理への強い思いが滲む。そのうえ勘定のときにビックリさせないところもこの店の「お気に入り」の重要ポイントだ。

瑞穂主人

ときにその値段と満足度に大きくバランスを欠く店がある。我々のアートの世界でもよくあるが、「勘違いも甚だしい!」と思う経験はだれしもあるだろう。しかし、ここ瑞穂はいつも僕の腹と心を満たしてくれる。そしてこのまだ若い?主人が更なる食の世界を味合わせてくれることを次回の楽しみに、帰路のタクシーに乗り込んだ。今日もごちそうさまでした。

ちょっと照れた瑞穂の大将

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富栄山の陽はもう短いのだ

富栄山?大空山縦走路完成! 06-Nov.7
富栄山?大空山縦走路

有漢町の「だってん」でお昼をしてからだったので、のとろ温泉天空の湯の奥約1kmの登山口に着いたのは1時30分であった。富栄山?大空山縦走路完成のお披露メが11月5日だっただけに今日も6台位の先客がある。こんな出発時間だと頂上は難しいかもしれないなと思いながら「安全第一」をこころがけて出発、もうすでに陽が傾きかけている印象だ。

富栄山(ふえいざん)とは公募による命名だそうだが、ぼかぁ「とみさかやま」のほうがええような気がするな?、もひとついえば「おかやまじゃから『ふえいせん』じゃな」という感じ。富栄山頂上下山中のおかあさんが「雨でずるずるよ?」っていうもんで心配しながら進むこと20分、沢に到着しひと休み、ここから本格的登りだけどと思っているうちにきたきた!ズルズル坂。(こりゃきびし? by zaitu)
やっとの思いできりぬけるとつづらおれの道がはじまり縦走路の尾根までひとふんばり、1時間15分で通過、左折して竹林を刈ったばかりの道を富栄山にむかった。

20分ほどで頂上広場に到着、新聞に載っていた篤志家の名前の刻まれた展望台に雫が凍ってちいさなつららが出来ていたのにはびっくり!刈られた竹の莫大な量とその仕事を思うと、過去ここまできたFighterと道を作った関係者の皆さんに尊敬と感謝である。「のとろ温泉天空の湯」家内は「体が重い、食後はしんどい」らしい、やはり午前中の登山がすべてに良いようである。軽く甘いものを口にして下山開始だ。

くだりも快調?にすべりながら下りてなんとか4時すぎに駐車場に無事到着した。このコースのよいのはなんといっても温泉が近いということである。「のとろ温泉天空の湯」はこのタイプの日帰り温泉では出色で、清潔感、泉質、掛け流し、お値段、露天風呂の景色の総合点ではNO.1だと思う。真賀温泉を1位に推す方も多いとは思うがいずれにしてもこのニ泉?がぼくにとってのOneTwoFinishである。

「のとろ温泉天空の湯 入り口」

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「だってん」有漢町に伊達のカツ丼

「だってん」訪問記 06-Nov.7

伊達のカツ丼

岡山のカツ丼といえば全国にファンの多いB級グルメの看板メニューである。いま、吠えまくって人気のラジオ「こんちわ!こんちゃん お昼ですよ!_MBS」では「岡山といえばデミカツ丼で、その老舗は『野村のかつどん』だとアピールしてくれる。」このデミグラスソースのカツ丼というメニューは野村が発祥であることは間違いないらしい。しかし岡山人であれば周知のとおり行列ができる店は表町の「だて」と「やまと」であることに異論はないだろう。だってん外観なかでも「だて」はその先代主人の強烈な個性の名残がある独特の雰囲気を持つ店だ。あの小沢昭一もそのエッセイのなかで「日本一」と絶賛する味で、その「表町(下の町)だて」直系の流れをくむ店がこの有漢町にある「だってん」である。

有漢ICより1kmほど西の道路から南へ30mほど入ったところにその店はある、車は店の横に停めるとよい。店内は主人の趣味でもある現代美術の作品が並び客を迎える。伊達さん伊達さんはしばらく直島のベネッセで過ごす間、多くの美術家と親交を深めていたのだ。僕のようなその関係の人間がゆくとあれやこれやと作家とのエピソードをはなしてくれるのがまた楽しい。

もちろんカツ丼と中華そばを注文する、家内とシェアするのに丁度よい。最近カレーをメニューに加えたとのこと、3時間野菜を炒めるということなので「ソースを炒めるのとおなじだね?」というと「ソースは4時間」という答えがかえってきた。味についてはゆうことなしである、もちろん表町の昔の味とは微妙にちがうし「そば」はかなりちがうといってもよい。しかし作る人も環境も違うのだから当たり前で、引き継ぐべきはその精神だと感じる。「表町:有漢町」どちらの店も岡山人にとってのなつかしい味を守ってがんばってほしいと願う。ごちそうさま!

だってん主人 伊達さん

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紅葉さがし 奥津森林公園

奥津森林公園 06-Nov.5
奥津森林公園

今回はマスターズメンバー(安部夫妻と木多さん)と我がアトリエスタッフとお友達(熊chanと細川さん)の6人である。それぞれに慣れ不慣れもあるので高低差が少なくコースがいろいろ選べる秋の岡山県森林公園をめざした。もみじ滝バスが何台か来ていて大勢の人が山登りやら園内の散策を楽しんでいる、我々はもみじ滝経由で千軒平に向かうことにした。ほどよく紅葉をはじめた林の中を20分ほどでもみじ滝に到着、この間多くの登山ファミリーとすれ違った。滝に居合わせた人たちと互いにシャッター係を受け持ちながらしばらくの休憩となった。

さて、再び登りはじめるがすこししんどそうな方もいてゆっくり進む。20分ほどで尾根につく、やはり足が思いのほか動かぬ様子で足にくるというより心臓にくるという感じなのだろう。いつもと違う負担が掛かるので体が拒否するのに違いなく、1年前の自分を思い出した。紅葉を楽しみに来たのだからゆっくりでよい。「あと、もうすこし!」と声掛けながらペースを合わせ全員そろって無事「千軒平 1090m」に到着した。千軒平

風がすこしあるがここからの眺めは360度で素晴らしく、しんどさも吹っ飛ぶ感じだ。頂上広場では先客がたくさんシートを広げて座っている、われわれもここで昼食としよう。

管理棟

午後は尾根道をゆく快適なコース。もみじ平、奥ぶなの平とまわってゆくと結構な距離となりこれもなかなかしんどいものだ。すこしづつ下ってゆきやっと管理棟に到着、午後3時となっていた。みなさんおつかれさま?!さあ奥津温泉へ直行!次回山登り企画は来年初夏の頃とします。

管理棟にておつかれさま!

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急峻!?津黒山

津黒山はスキー場のうえ 06-Nov.3
津黒山登り

今日は11月3日文化の日、久世から「のとろ温泉」横をとおり中和村(真庭市)にむかった。文化の日とは旧明治節(明治天皇誕生日)で1946年11月3日に日本国憲法が公布された記念の日である。憲法論議の盛んなこの頃だけに忘れないようにと思う。津黒山頂上さて今日は中和村(ちゅうかそん)の「紅葉まつり」がにぎやかに開催されていたので寄り道をして、ふるまいのお餅やら合鴨の焼き鳥、鴨汁をいただきいささかお腹が満足してしまった、登る前なのに。

津黒高原スキー場の中を横切る道をどんどん車で行くと登山口に到着する、休日だけに先客がすでに5?6台。準備を整えさっそくとりついたが、みるからになかなかの急登である。植林された杉林のなかを斜め斜めに進んでゆく。途中、先客のみなさんとすれ違う、そして休憩をたびたびとりながらではあるが50分で頂上の広場に到着した。根曲がり竹が一面に生えて見通しがすばらしいとまでは行かないが360度の眺望である。(竹を伐採して管理なさっている地元の方々に感謝!)

ランチ

焼き鳥、鴨汁はなんのその、予定通りLunchを頂きました。毎週山歩きをしながらも痩せない訳がよくわかる。天然根曲がり杉お腹がいっぱいになったのでちょっと休んでから下山を開始した。途中奇妙な景色に気がついた、根のあたりが曲がった杉が並んでいる。帰って調べてみると『天然根曲がり杉は深い雪によってつくられた雪国独特の自然の造形』だそうだ、納得。

この後、蒜山の紅葉をみて真賀温泉に向かったがシーズンだけにどこも人でいっぱいだった。真賀温泉はひなびたところで泉質のよい湯だが、ここのところ来場者が多い。大名が幕を掛けて入ったことから幕湯と呼ばれる元湯が人気で250円(混浴)、僕らはそのすぐ隣の家族湯を利用する。ぬるくて、深くて気持ちいい!

天然根曲がり杉

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錦秋、 毛無山

毛無山 (けなしがせん)は豊かなブナ自然林 06-Oct.31

毛無山 登る

役の小角の開闢による修験道の山とされ、戦前まで女人禁制であったとのこと、「けなしがせん」と読む。「山」を「せん」と読むのは中国地方の特徴であるが、それを修験道が盛んであったためと説明される。しかし私は逆の説を考えている、「せん」は呉音であり、海人族の言葉と考えられる。吉備津を中心とする邪馬台国=吉備は海人族の信仰の形跡を特殊器台に残しているが、中国山地で盛んであったタタラ製鉄もじつは海人族の技術であるという説がある。台湾のヤミ族の船を「タタラ」といいタタラ製鉄の材料である砂鉄を採るための「たたら船」や工程上のみぞが船底をイメージされるということからきているというのだ。毛無山9合目いずれにせよ諸説あり定説はないようだが、呉音である「せん」が現代まで残るこの地は古い歴史(海人族の文化)を色濃く残している訳である。さらに修験道の祖「役の小角」は実は神官の子なのである、神道と仏教を融合させた形が修験道であるが、それは神の邦である吉備で醸成され熊野に移行していったのではと想像する。つまり「せん」と読むこの地域で修験道もしくはその原点が生まれたのではというのが私の説だ。

毛無山の登山口は新庄の御鴨神社の参道口のほぼ対面にある田浪に向かう道をはいる。しっかりとした看板サインがあるのでだいじょうぶ!7kmほど行くとしっかり整備されたビジターセンターや駐車場、キャンプ場などが現れる。毛無山 頂上先週とは対照的にこの7kmは7分で到着した。

登りはやや急登であるが森林浴を楽しみながらで心地よい、1時間ほどで9合目の休憩所に着いた。あと一息を登りきると眺望開ける頂上広場にでる。ここは360度の景観である、特にすっきり晴れた日には日本海、隠岐の島まで見渡せるだろうがあいにく今日は少し霞んでいて大山までであった。縦走路さて、最大の楽しみである弁当をベンチでいただきしばらく一服した。山登りの専門家によれば、サバイバルである山登りでは本来ゆっくりと食事を摂ること等はなく行動食(歩きながら食う?)が基本だそうだが、ここだけはpicnic派の我々としては譲れない!

毛無山頂上から白馬山への縦走路を下ってゆく。アップダウンも少なく山の紅葉を楽しみながらの気持ちのいい道だ。40分ほどで白馬山頂上(といっても頂上らしくはないけど)に着く、開けてはいないが枝越しに大山が見える。ここからは縦走路をはずれ田浪へと下ってゆく、45分で登山口に辿り着いた。倉敷の清水先生に勧められていたがさすがによく整備された道でたのしい秋の一日となった。

毛無山頂上から白馬山へのブナ林

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恩原三国山 に再挑戦!

恩原三国山 に鳥取側から再挑戦!の巻  06-Oct.24

先週、登頂がかなわなかったので今週改めての挑戦となった。上斎原の町を過ぎ人形峠の手前を用瀬方面へ右折、今日は恩原スキー場への交差点を曲がらず鳥取県方面へと直進する。天気の不安を感じながら恩原湖を左に眺め、つぎに辰巳峠を越えいよいよ鳥取県にはいる、県境から4kmほどゆくと左に林道入り口がある。雨は少し小降りとなった。

恩原三国山 登山口

その角には大きな「柿の木」そして目立たぬ「登山口へ?km」の標識があったのだが確信が持てず一度行き過ぎてしまった。(山王谷キャンプ場への入り口は500m位行き過ぎているので注意)やっと林道入り口にもどり着いた、がさてここからがなかなか大変である、距離にして8kmくらいの林道なのだが、まず入り口に「通行不能」の立て看板が道の脇にたっている。HP「岡山の山」さんによると注意喚起の意味だろうとのことで思いきって突き進んでみた。たしかに荒れていた。このような道はオフロード向きの車でないときついが我が愛車MAZDA Demioにがんばってもらうこととなった。何度も床にいやな音を聞きながら、ゆるゆると進んでいく。恩原三国山登山道山王谷キャンプ場に偶然居合わせた地元婦人会のかたによると登山口まで30分かかるとのこと。8kmが30分だからどのくらいの道の状態かは推して知るべしである。駐車場やロッジもあるとのことなのでしっかりした設備があるものと思い込み登山口の看板を見つけるもかなり行き過ぎてしまった、Uターンして戻りそして40分がたっていた。登山口の看板の前のすこし道幅のひろい所がその駐車場であった、そしていまにも泣き出しそうな空は小康状態を保っていた。

山頂まで約2.4km、登りはじめてしばらくは階段の急登が続く。残り1.6km地点にベンチがあり、何度目かの一休憩し再び歩きはじめると写真のように豊かなブナやケヤキの原生林の中に続く登山道に少なからず心癒される。途中、くずれかけの道、連続の鎖場(ロープ場?)など我々にはプチ難所に出会う。直前の強い雨のせいだろうか、木製階段がすべるので慎重に歩みを進めた。先週、遠く恩原牧場からみた三国山は山高帽のような形をしていたが、そのとおりPeakに近付くにつれ平坦になってくる。恩原三国山頂上根曲がり竹の間を抜けると頂上広場に到着した、1時間半の行程だった。雨雲のためと薮のために眺望はまったく効かない。しかも展望台は写真のとおり「へしゃげて(岡山弁?)」いる。雨が降り出しそうなのでいそいでLunchをとり早目の下山を開始した。

帰り道は滑らぬよう慎重に慎重に登りと同じ時間をかけて下りてゆく。無事、車まで到着し帰り支度をして林道に目をやると20mほど先になにかいる。動物がなにかいる。車でそろそろと近ずくとそれは急に前方に走り出した、そして飛んだ。あの身の重さといい羽などの姿形といい雉子、そうあの犬、猿、雉子のきじだ。ここは山の中、彼らの領域であることを思い出した、ぼくらがおじゃましているのであった。再び、床をすりすり35分かけやっとの思いで国道482に飛び出した。さあ、お風呂にはいろう!「クアガーデンこのか」が待ってるぞ!


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