角ガ仙は以外と……….

角ガ仙は以外と難しい 09-Spt. 17
角ガ仙登山口付近

ひさしぶりに岡山百山の未踏峰に挑戦することにした。本日の目的は岡山のマッターホルンこと角ガ仙(つのがせん)だ。津山院庄ICから北へ179号線を越畑へ向かうのだが本日は奥津経由笠菅峠まわりで越畑に到着した。ここから越畑キャンプ場(現在閉鎖)をめざして4~5分ゆくと駐車場である。登山口はキャンプ場の広場をつっきって調理棟の左奥にある。ほとんど人が来ていないせいか道がわかり難い。右の写真はよく紹介されている登山口付近の階段風景でいかにもよく整備されてわかりやすい印象があるが、実際にはそうでもない。

急勾配

かなりの急勾配で階段がつづく、すぐ息があがってしまう。しばらく登山もご無沙汰で心配していたが、そのとおり足が前にすすまない。山登りを始めた頃に戻ってしまっている、家内がどんどん先にいってしまう、きょうは笛も忘れてきた「お~~~い!」

普通、急勾配をすぎると緩斜面となるもんだがここはちがう、さすが「マッターホルン」だ、あまり人がこないのも理解ができる。1時間ほどやすみやすみ登っているうち、この苦しさにも慣れてきたようでなんとか足も動いている、やっと頂上の三角錐が見えた。ところがこのあたりからがまた一段ときびしかった。目の前に頂上がみえるのだが実はここから大きなアップダウンが続く、目の錯覚だ。横から見ると駱駝のこぶのように小さな山があるのだが、縦位置から見ると直線的に勾配が頂上までつづいているように見えた、繰り返しになるがここからが厳しかった。

頂上

1時間50分かかってついに頂上に立った、通常の参考所要時間にたいして30分は遅れたが無事登れたことがなによりである。さっそく「つるや」で仕入れた弁当で舌鼓をうち、一休み、やっと立ち上がる元気もでたところで記念撮影をしようと周りを見回すとびっくりするものを見つけた。角ガ仙の柱のうしろに寄せ書きされた布が枝に留められているのだが、なんとそれが保育園児のものであった。岡山市内の白鳩保育園のお泊り保育の登頂記念でもちろん大人がたくさんサポートしているにはちがいないが、「ここが県内で一二の険しさだ」と思っていた私には強烈なパンチであった。

白鳩保育園の寄せ書きの前で

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