新年早々 石上 布都魂神社でいいものをみました!

初詣 石上 布都魂神社 08-jun.2

明けましておめでとうございます。一月二日、恒例になりました吉井町の 石上 布都御魂神社に初参りにいってきました。拝礼を済ませ、休憩所に入ると物部宮司の息子さんご夫妻が埼玉から戻られてお接待をされていた。お茶をいただきながら、いつものように神社にまつわるお話をしていると、「これをお見せしていませんでしたか?」と右写真の木でできた刀をご披露いただいた。神宝「十拳剣」の再現を木で試みたものである。

石上 布都魂神社 十握の剣レプリカ

写真では判りにくいが刀は内反りになっており反りの内側に刃がある、といってもレプリカだけど。リフレットより「明治七年水戸の人菅政友が古典に石上神宮(当時布留神宮)社内の禁足地に韻霊の神剣埋蔵されていることを知り教部省の許を得て発掘し神剣と勾玉を発見した。明治天皇にお見せし再び布留神宮の御霊(これを布都斯魂之大神と呼ぶ)を祀ることとなった。その時この剣を模して造ることを月山貞一に命ぜられ宮内省に納められた。その影造の剣が本神社に寄進された。」となっている。この刀鍛冶「月山貞一」はもちろん明治時代のひとで「大坂新刀」の名人、人間国宝「月山貞一」は二代目で孫にあたる。

つまり発掘された「十拳剣」をもとに三振りのレプリカが造られ「宮内庁、石上神宮(大和)、赤坂宮(ここ)」に納められたそうだ。そしてその写真をもとにこの木刀がつくられたという訳で、形、大きさは再現できているとのことである。ちなみにこれだけの余裕が現在の宮内庁にないのが残念だ、皇室の歴史がどうであろうと国民感情におおきな変化があるとは思えないのだが!

神宝「十拳剣」のレプリカのレプリカ

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