桃と桜 2008-Apr.8
後楽園土手の桜も満開を過ぎ、岡山でつぎといえば桃か北の桜ということになる。今日は天気もよさそうなので桃見と桜見のダブルヘッダーを試みた。
岡山市下芳賀から新岡山CCに登る道沿いにこの桃源郷といってもよい桃畑の山がある。数年前「タイムボカンの悪役三人組」の本物?が岡山を訪れられたのが丁度この時期でご案内すると至極感激されたことを思いだす。
桃 の濃い色の花はそめいよしのの淡い(白い?)ピンクに比べて圧倒的な存在感である。今日も桃畑の農道を何台かの花見見物の人とすれ違ったあと、絶好のポイントに駐車して準備しておいたお弁当をぱくつく、年に一度の楽しみだ。
さてつづいてはここから約1時間ちょっと、落合は別所の醍醐桜である。のどかな山里の原風景の中にあって、ただ1本だけ空に向かってそびえ立つ、県下一の巨木といわれ、日本名木百選にも選ばれた見事な桜だ。目通り7.1m、根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m、種類はアズマヒガン(ヒガンザクラの一種)で、昭和47年12月岡山県の天然記念物に指定され、伝説によれば、元弘2年(1,332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれる。
毎年恒例の訪問だが今年は直前の開花情報をチェックせずにきたせいでまだ「咲き始め」である。地元のひとたちが用意してくれた産物をいくつか購入(だいたいが酒肴)し、うどんを一杯いただいて今年の見物は終了した。
醍醐桜はアズマヒガン