恩原三国山 に鳥取側から再挑戦!の巻 06-Oct.24
先週、登頂がかなわなかったので今週改めての挑戦となった。上斎原の町を過ぎ人形峠の手前を用瀬方面へ右折、今日は恩原スキー場への交差点を曲がらず鳥取県方面へと直進する。天気の不安を感じながら恩原湖を左に眺め、つぎに辰巳峠を越えいよいよ鳥取県にはいる、県境から4kmほどゆくと左に林道入り口がある。雨は少し小降りとなった。
その角には大きな「柿の木」そして目立たぬ「登山口へ?km」の標識があったのだが確信が持てず一度行き過ぎてしまった。(山王谷キャンプ場への入り口は500m位行き過ぎているので注意)やっと林道入り口にもどり着いた、がさてここからがなかなか大変である、距離にして8kmくらいの林道なのだが、まず入り口に「通行不能」の立て看板が道の脇にたっている。HP「岡山の山」さんによると注意喚起の意味だろうとのことで思いきって突き進んでみた。たしかに荒れていた。このような道はオフロード向きの車でないときついが我が愛車MAZDA Demioにがんばってもらうこととなった。何度も床にいやな音を聞きながら、ゆるゆると進んでいく。山王谷キャンプ場に偶然居合わせた地元婦人会のかたによると登山口まで30分かかるとのこと。8kmが30分だからどのくらいの道の状態かは推して知るべしである。駐車場やロッジもあるとのことなのでしっかりした設備があるものと思い込み登山口の看板を見つけるもかなり行き過ぎてしまった、Uターンして戻りそして40分がたっていた。登山口の看板の前のすこし道幅のひろい所がその駐車場であった、そしていまにも泣き出しそうな空は小康状態を保っていた。
山頂まで約2.4km、登りはじめてしばらくは階段の急登が続く。残り1.6km地点にベンチがあり、何度目かの一休憩し再び歩きはじめると写真のように豊かなブナやケヤキの原生林の中に続く登山道に少なからず心癒される。途中、くずれかけの道、連続の鎖場(ロープ場?)など我々にはプチ難所に出会う。直前の強い雨のせいだろうか、木製階段がすべるので慎重に歩みを進めた。先週、遠く恩原牧場からみた三国山は山高帽のような形をしていたが、そのとおりPeakに近付くにつれ平坦になってくる。根曲がり竹の間を抜けると頂上広場に到着した、1時間半の行程だった。雨雲のためと薮のために眺望はまったく効かない。しかも展望台は写真のとおり「へしゃげて(岡山弁?)」いる。雨が降り出しそうなのでいそいでLunchをとり早目の下山を開始した。
帰り道は滑らぬよう慎重に慎重に登りと同じ時間をかけて下りてゆく。無事、車まで到着し帰り支度をして林道に目をやると20mほど先になにかいる。動物がなにかいる。車でそろそろと近ずくとそれは急に前方に走り出した、そして飛んだ。あの身の重さといい羽などの姿形といい雉子、そうあの犬、猿、雉子のきじだ。ここは山の中、彼らの領域であることを思い出した、ぼくらがおじゃましているのであった。再び、床をすりすり35分かけやっとの思いで国道482に飛び出した。さあ、お風呂にはいろう!「クアガーデンこのか」が待ってるぞ!