新見美しい森 より剣山へ 06-Aug. 29
今日は1年に一度の三社参りで朝の6時に家を出発した。道通宮、最上稲荷、木野山さんの三社をお参りするというのは商売繁盛を願って行うのだが、道通さんが蛇、最上さんが狐、木野山さんが犬、というように動物を神として祀る神社なのが特徴だ。なかで最上さんは神社とお寺の混合という日本でもめずらしい形で残っている。(詳しくは又にするが当時最高裁まで争ったといわれている)
高梁を出てから新見を過ぎ千屋に入ると剣山の美しい姿が見えてくる。きっと阿哲富士といわれているにちがいない。千屋温泉の2kmてまえを右折して山道をはいると、11時に新見美しい森(各町村で運営管理するアウトドア系公園)に到着した。管理人の方としばらくお話をしたが、マムシに注意と熊に遭遇したときの対処をレクチャーされた。最近、熊が出たそうだ。登り始めると道が草に覆われているとこが多く目を凝らしながら登ってゆく。マムシ注意の看板があちこちに立っていてしかもマムシのイラストがやけに不気味なのだ。
25分ほどで頂上手前の休憩所に到着した。頂上は目の前(100m)だがここで一休み。ほとんどが階段でしかもなかなか急でそこそこきつかったのが正直なところだ。今日は少し気温も低く街でも気持ちいいと思ったがここはさらに風が気持ちよい。体感で24、25度という感じである。
頂上は開けていて360度の景観がすばらしい。今日はあいにく霞んで大山はみえなかった。けれどもお弁当をおいしくいただいた。
食事の後、山を降りる。20分程度で美しい森ビジターセンターにもどった。気持ちいい山だったが少しものたりなさは否めない。何十年か前に家内がいったという井倉洞にいくことにした。新見まで戻りさらに10kmばかり高梁方面にゆくとりっぱな観光地然とした井倉洞に到着した。
洞内の行程徒歩約30分、入り口から入る(あたりまえだが)と涼しい、15度位かな。岡山育ちの私は実は初めてなのであった。 狭いみちを登ってゆくと、 つぎつぎみせばというか見所があらわれる。ひとつひとつ解説に目をやりながらゆっくり進む。あんなに涼しかったのにもう汗ばんできた。これなら半袖でもだいじょうぶ。
井倉洞内部