三瓶山麓に埋没林だ!

連休初日は三瓶山麓に埋没林だ! 09 Apr.29

三瓶山
三瓶山高速ETC1000円を利用して三次経由54号線で 三瓶山 に向かった、ひさびさの本格?登山である。家を8時すぎに出発して12時ごろようやく三瓶自然館サヒメルの裏の駐車場に到着した。Lunchは途中のスーパーで巻き寿司を購入したので山頂でいただく予定だ、腹も減ったので早く登ろう。よく整備された登山道をゆくとさすがに連休、多くのパーティとすれ違う。やっとのことで高度800mの看板までたどりついたが、ひさしぶりのせいか息がきれる。頂上まで高度差200mちょっとだからもうひとふんばりしてみる。だんだん足下がおぼつかなくなるが、1時間20分ほどで登頂に成功した。大勢のひとが頂上広場にいた、特に高校生の団体が学校行事できていたが、別ルートを下りはじめておりそこで渋滞が発生していた。

ベンチで昼食をとりながら、上着シャツを着替え乾かすことにした。いつも思うことだが、この田舎のスーパーの総菜がなんとおいしいことだろう。極上の「山上の昼食」というところだ。三瓶山はれっきとした火山でカルデラというか頂上周囲を縦走することができるが、時間の関係で今回はパスだ。この頂上は男三瓶といってもっとも高いピークである、そこからすこし南にゆくと女三瓶がみえる、なかなか険しそうな道だ。今日は見るだけにして、登り道とはちがう北の原コースを降りることにした。しばらく下り難所がつづく、登りであればどうということはないが、下りの場合、股関節の可動域の関係でなかなか苦しい。若い人が後ろから追いついてきたので「お先にどうぞ」としたのだが、なんとその若者は小走りで下っていった。その様子をみながら遠い昔、山の中を駆け回って遊んでいた自分を思いだしていた。ほとんど麓に近づくと大きなシダがたくさん生えていて「ジュラシックパーク」の趣きだ、しばらく麓の道を回りこんでゆくと自然館がみえてきた。登りとおなじく1時間20分ほどで駐車場までたどりついた。

ここから5分ほど車で下った所に小豆原埋没林公園がある、埋没林とは火山噴火などの急激な自然変化によってたったまま樹木などが埋まっているものだ。全国に四十箇所ほどあるようだが、この小豆原は日本最大級ということらしい。いまから3700年前に起きた三瓶山の噴火によっておきた、「土石流、火砕流」によって埋まったものだ。写真でもおわかりのように大変おおきな杉が主で、その年輪がはっきりとみてとれるので、3700年どころか年輪年代法で1年単位で特定できていてもいいぐらいである?ともかく地下に向かって掘り下げられたこの施設の迫力は大変なものである。石見銀山からもすぐの場所なので、近くにこられたときには立ち寄ることを是非お勧めしたい。

埋没林展示施設の地上部

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